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フォルマシオンミュジカルについて

​フランスで1978年頃から行われている音楽トレーニング(Formation musical)です。

実際の音楽作品を使って「読譜」「リズム」「歌」「聴音」などを行います。

音楽的な基礎力をつけ、演奏や音楽鑑賞に直接役立ちます。

日本で行われているソルフェージュは、多くの場合、音感をつけるだけの目的で行われ、演奏に役立たないのが現状です。

日本に長く滞在され、音楽大学等で教鞭をとられていたイギリスのロナルド・カヴァイエ氏は著書で次のように述べています。

「日本の音楽教育の重大な問題ですのではっきり言っておきましょう。ある人が絶対音感を身に付けているということと、その人が音楽的に大切な素養を身に付けているということは全く無関係です。真に音楽的な聴覚能力というのは、音の色彩、フレージング、リズム、調性、

音程などを正しく把握できる能力を持っているということです。ある音の絶対音高を記憶しているということは音楽的な意味で良い耳を有していることにつながりません」(日本人の音楽教育 新潮選書 ロナルド・カヴァイエ 西山志風 著 1987年 発行)

今から30年以上前に書かれているにもかかわらず、現在も日本はほぼ変わっておりません。

しかし、変わりつつある段階に入っております。音楽大学、音楽科の入試もフォルマシオン・ミュジカルに変わったところがあります。

フォルマシオン・ミュジカルは専門家だけのためにあるのではなく、音楽愛好家の方々にも

音楽を幅広く知り、シンプルに楽しめむことができます。

音楽(CD)に合わせて音を読んだり、リズムを叩いたり、歌ったり、何の楽器で演奏しているかを聴き取ったりします。実践に即したものです。

 

15世紀のルネサンスの音楽から現代のジャズ、ヒップホップまで幅広い音楽を聴きます。

曲を知るだけではなく、曲が作られた時代や作曲家、国についての話も致しますので、お子様たちは、音楽だけではなく、歴史、地理、文化など興味が広がっていくことでしょう。

テキストについて

 

フランスのテキストは充実しています。言葉の心配があるかもしれませんが、感覚的にわかるものが多くその懸念はほぼございません。レッスン時に初見で課題を実践します。

レッスンでは宿題を出すことはございませんので、テキストのご用意は無用です。

当教室では、主に「L'ouverture à la musique」「Faisons  de la musique en F.M.」「La dicteé en  musique」を使用しています。

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