練馬区 新桜台・渋谷
すぎぶち ぴあの教室
01
エビングハウス忘却曲線
人間は忘れるようにできています。
エビングハウス忘却曲線は時間経過に伴う記憶の変化について研究したものです。
それによると、新しく習ったことは20分後には42%忘れているそうです。1時間後には56%忘れていると。しかし、24時間以内に復習をすると10分の復習で100%思い出せるのだそうです。次にまた忘れていたとしても、思い出すのに5~6分で済み、段々時間が短縮され記憶が定着していきます。
02
すぐに復習を
習ったことを記憶に残すには、できるだけレッスンのあった日に注意されたことを思い出しながら最低1回は弾いてみることです。実際に音を出してアウトプットすることが大事です。どうしても時間がないときには、先生に言われたことを楽譜を見ながら思い出し、書き込みましょう。
レッスンのあった日から2日開けてしまうと、ほぼ覚えていないと考えてよいでしょう。翌週にまた同じことを注意されてしまいます。
03
10歳までは
自分と他人の区別がつくのは10歳前後なのだそうです。その頃にやっと自分のことは自分で出来るようになってきます。
ピアノレッスンで言えば、先生に注意されたことを振り返り、それまでの経験からどのような練習が必要か自分で考えて練習するようになり、音楽の表現力が付いてくる、ということです。
それまでは趣味のピアノレッスンと言えども、ご家庭でのフォローが必要です。
練習の時間を話し合って決めるとか、練習している曲を聞かせてもらうとか、一緒に音楽会に足を運ぶとか。
いくらピアノに興味があって習い始めたとしても、就学前のお子様や小学校低学年のお子様が、一人で練習を始めたり、レッスンに持って行く楽譜の準備をしたり、出された課題のプリントをしたり、ということはあり得ないと考えて下さい。
最初はご家族のお力が必要です。口だけで「練習しなさい」「練習しないならやめなさい」は禁句です。
一緒に学ぶつもりで付き合ってあげて下さい。お子様の人生のほんの2~3年のことです。