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不思議な音の国と一緒に⑬

  • 執筆者の写真: Harumi
    Harumi
  • 12月15日
  • 読了時間: 2分

ノンレガートから始める「ロシアンピアノスクール方式」に8年前に変え、

はじめの内は、教え方そのものがこれで正しいのか、どこまで出来るようになったら

先に進んで良いのか、といった疑問を抱いていました。



次第に、教本が終わった後のテキストをどう選んで繋いだら良いかを試行錯誤。



そして、「不思議な音の国 上下巻」を終えた生徒たちの力を見て、長所と短所がわかるようになり、その問題点を解決するために改革を行ったのがこの1年。

 


結果はまだ見えてはおりませんが、自分なりに「不思議な音の国」の教本を活かす進め方が作れたように思います。


様々な状況の生徒たちの習得度をトータルで知る必要があり、

ここまで来るのに8年かかりました。


まとめると、

▪不思議上巻と併用する教本があった方が良い(不思議の教本はメロディーの受け渡しが多く、一本のメロディーと認識する力が必要。受け渡すタイプでも片手のメロディー分担がもう少し多い教本を併用することで、スムーズに進むようになる)

▪上巻で2音レガートを始めることが可能

▪単純な指の練習を課すことで、指の支えや手首への意識が向上する

▪指の練習を活かす(短いスラー)曲を選んで渡す

▪読める音を不思議教本を越えて増やして問題なし

▪調号が増える順を教えてしまい、調号のある曲を始めて問題なし



不思議な音の国を使うようになり、まずは音の出し方、手の使い方を覚えなければ

何も始められない、と思っていました。


それにより、多くのものを身に付けた頃に塾や部活でピアノの時間が取れなくなり、

それを活かす機会が失われることを招くようになりました。


身に付けたから惜しいと思うようになったのです。


以前でしたら、仕方ないなで済んでいました。


力を付けながらも時間をかけ過ぎず、が必要だとこの8年の結果を顧みて思いました。


せっかく音を大切にすることをしてきて、それを存分に曲に活かせずに終わってしまうのは惜しいです。

 


音楽のある曲をその音楽を感じて美しい音で弾いてほしい。

そのためにこのメソッドに変えたので、何ができるかこの先も探し続けたいと思います。

 

 

 

 
 
 

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