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不思議な音の国と一緒に②

  • 執筆者の写真: Harumi
    Harumi
  • 12月15日
  • 読了時間: 2分

「不思議な音の国」を使い始めて8年目になります。

昨年からやっとこの教本の使い方がわかってきました。



きっかけはイリーナ先生の動画です。


ピアノを習い始めた4歳のお孫さんミラちゃんのレッスン動画

がyoutubeで公開されていました。



不思議な音の国を使いながら、その教本ではまだ習わないことも

どんどん弾かせていました。





教本の進度にしっかりと合わせていた私の進め方を

これをきっかけに見直しました。



現在もその途中と言えますが、この1年ほどの間にだいぶ変化しましたので、

それを書き記しておきたいと思います。




     このメソッドの第一歩はノンレガートです。



ノンレガートから始める意味は、


・腕の重さを鍵盤に載せる

・腕を支えられる指先を作る

・離鍵まで音を聴き続ける



この3つを初めてピアノを弾く時から

身に付けるようとするのがこの導入法です。




ここで問題なのが、このメソッドの名称です。



ロシアンメソッド、ロシアピアニズム、

ロシア奏法、ロシアンピアノスクール・・




私が書いているのは、腕や体の重さを使って音を鳴らす「重力奏法」という

ピアノの一般的な奏法を上記の3点を無理なく身に付けるためにノンレガートから

習い始めるというもの。



これは旧ソ連の著名なピアノ教育者たちが考え出した方法で、

調べるとウクライナ出身者が中心になっているのですが、

旧ソ連の音楽学校で学ぶ子どもたちに用いた方法です。



「不思議な音の国」の表紙には、

”ロシアンピアノスクールの教えに基づいた”と、きちんと書かれています。



ロシアンピアノスクール方式ということです。



この方式は今もロシアで使われています。

ロシアや旧ソ連の影響があった国々のピアニストたちが

現在も素晴らしい演奏をしているのを見ると、その伝統は受け継がれているのだと思います。




実際にこの方式でレッスンを始めると、

これ以外の方法でどうやって歌う音やタッチのコントロール、

呼吸を教えられるのだろうと思ってしまいます。



このメソッドに変える前の私は、習い始めの子どもに音楽になる音を

求めたことはありませんでした。



不可能だと思っていたからです。



それがロシアの子どもたちだけではなく、

アメリカで教えているイリーナ先生の普通の子どもたちまで子どもっぽい音では

弾いていない姿を見て、その方法を知りたいと思いました。



 
 
 

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不思議な音の国と一緒に⑬

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