top of page

不思議な音の国と一緒に④

  • 執筆者の写真: Harumi
    Harumi
  • 12月15日
  • 読了時間: 2分

ノンレガートで弾く曲は体験レッスンでもすぐに弾くことができます。



音符を読むことより先に、腕ごと鍵盤に指を載せられる、

つまり、腕の重さを使って音を鳴らすことを優先します。



なので、鍵盤のそばで指をチョンチョンさせては弾きません。




まずは腕を肩から大きく動かし、

その腕を手首が下がらないように指先で支え、

音がプツンと切れないように手首から持ち上げて、徐々に鍵盤から指が離れるようにします。



これらに全神経を注ぐので、音符を読むことはここではしません。




ノンレガートは黒鍵を使う方がしやすいです。



それで私が体験レッスンでも弾いてもらっているのがこちらの曲です。




アメリカのPaula Dreyer さんの「Little Gems for Piano 」primer level にある曲です。



16小節の曲です。ペダルは踏みっぱなし。


体験レッスンでは最初の4小節(譜例)を弾いてもらうことが多いです。



もっと弾いてみたい様子の時は最後まで弾いてもらっています。



初めてピアノを弾く人でも弾けるのです。

しかも美しい音で。





まずは「こういう曲好き?」と言って私が弾きます。

小さい子どもさんでも「きれい」とは大体思ってくれます。



この曲の前に不思議の教本にある

「イーアイ、イーアイ、オー」を弾いてもらうので、

その時に指はドーナツにして··と少し手の使い方はします。



そして、Moon Dustを初めて生徒さんが弾く時は、

私が生徒さんの第一関節と手首を支えながら動かします。



この支え方を知る必要があるのが

「不思議な音の国」「はじめの一歩」の教本です。




講師の腕の重みも加わるので、ピアノから深みのある音が聞こえてきます。


単に大きな音で弾くのではなく、深い音で弾く。



こうして耳を作っていきます。



最初の内は、生徒さんの手を持って進めることが多いです。



支え方はこちら。



 
 
 

最新記事

すべて表示
不思議な音の国と一緒に⑬

ノンレガートから始める「ロシアンピアノスクール方式」に8年前に変え、 はじめの内は、教え方そのものがこれで正しいのか、どこまで出来るようになったら 先に進んで良いのか、といった疑問を抱いていました。 次第に、教本が終わった後のテキストをどう選んで繋いだら良いかを試行錯誤。 そして、「不思議な音の国 上下巻」を終えた生徒たちの力を見て、長所と短所がわかるようになり、その問題点を解決するために改革を行

 
 
 

コメント


bottom of page