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不思議な音の国と一緒に⑥

  • 執筆者の写真: Harumi
    Harumi
  • 12月15日
  • 読了時間: 2分

いよいよ、一番書きたかったことです。



不思議な音の国の進度に合わせてレッスンを進めていた私が

この1年で変えたことを書き記しておきたいと思います。


不思議な音の国は上下巻に1年以上は費やさないと知ったのは2022年末のことでした。


1回のレッスンで4~5曲弾き、常に1回で合格するとそれは可能です。


しかし、私のところでは多くの生徒さんが2年近くかかります。

1回のレッスンで平均2曲。下巻になると平均3回のレッスンで合格。



イリーナ先生によると、1曲に3回以上かけない、それ以上かけても意味がない、と。


確かに4小節や8小節の曲が1ヶ月かかっても弾けないのは、レッスンしたからと言って

解決できるものではありません。


この教本に時間をかけたからと言って、その後、スムーズに進むわけでもありません。


しかし、できれば全曲きちんと弾いてもらいたいと思っています。


そこで、教本の内容を飛び越えたものもためらわず始めることにしました。


教本の進度に合わせていたら半年以上ノンレガートのままだったり、

重音や和音の伴奏を1年以上弾けなかったりするからです。



また、不思議の教本一冊では音符を読むことが上手く出来ない生徒さんもいます。


メロディーの右手左手の受け渡しが多く、音を一本に繋いで感じ取る力が不足しているからです。歌うだけでは覚えられません。


なので、メロディーの受け渡しがあるものの、もう少し片手で弾く分が多い教本を途中から併用するようにしました。


家で全く練習をしない就学前のお子さん以外でしたら、音符が読めない場合はこれで解決できました。

 


さて、教本の進度を飛び越えてというのはレガートのことです。


指先や手首が出来上がるのを待ってレガートに入ろうとしても、

上巻に半年以上かかるような練習量ではそれは期待できません。


なので、教本とは別に渡しているノンレガートの曲を終えたら(6曲くらい)、

2音のレガートが含まれた曲を弾いてもらうことにしました。

 

 


 
 
 

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