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坂本龍一(さかもと りゅういち)
(1952-2023 日本)
作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、俳優。東京都出身。
日本で唯一(ゆいいつ)アカデミー作曲賞を受賞しており、映画音楽でも活躍しました。
東京藝術大学在学中にスタジオ・ミュージシャンとして活動を始めました。イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)が国内外で成功をおさめ、人気ミュージシャンとなりました。
映画「戦場のメリークリスマス」に俳優として参加する条件として音楽を担当し
ました。
4年後、映画「ラストエンペラー」に俳優と音楽で参加。日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞しました。
ガンのため都内の病院で亡くなりました。亡くなる2日前に、坂本が代表、音楽監督を務める東北復興支援プロジェクト「東北ユースオーケストラ」(東日本大震災を体験した小学生から大学生までのオーケストラ)のコンサートをオンラインで視聴しました。
「すばらしかった。よかったです。みんなありがとう」とメッセージを送っています。
1952年1月17日生まれ
戦場のメリークリスマス
坂本龍一が初めて映画音楽を手がけた1983年公開の映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲。坂本の代表曲。現在でもピアノを趣味で習っている人が弾きたいと思う曲として人気があります。美しく神秘的。中間部で音楽のふんい気がガラリと変わります。その時のバスの音がカッコイイです。
Energy Flow
1999年にテレビコマーシャルのために作曲されました。「この曲を、すべての疲れている人へ」という宣伝文句(せんでんもんく)で日本中を癒し(いやし)で包みました。
コマーシャルではじめて聞いた時に、心にひびく曲に聴き入りました。そしてコマーシャルで流れるたびにその音楽に耳を傾け、コマーシャルのための音楽として聞き流すことが出来ませんでした。当時のピアノ学習者が弾きたいと思う人気の曲でした。
ラストエンペラー
1887年公開のイタリア・中国・イギリス、フランス・アメリカ合作の清朝(しんちょう)最後の皇帝である溥儀(ふぎ)の生涯をえがいた歴史映画。監督はベルトルッチ。
坂本はこの曲でアジア人初のアカデミー作曲賞を受賞しました。
ライディーン
坂本龍一がいたYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の曲。
YMOの2曲目のシングルで代表曲。1980年の曲。作曲は坂本ではなく、ドラムをたたいている高橋。坂本はこの曲を聞いた時、「ド-、レ-、ミ-」ではじまる曲などありえない、と考えていたそうです。現在では歌のない曲はめずらしくありませんが、当時は楽器だけのクラシックでもジャズでもない曲はめずらしかったと思います。
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