top of page
フランツ・リスト (1811-1886 ハンガリー)
ピアノの魔術師(まじゅつし)、とよばれた
ロマン派のピアニスト、作曲家、教育者。
当時のアイドル的存在(そんざい)で、リストの演奏を聴いて、興奮(こうふん)のあまり失神(しっしん)する女性ファンが続出しました。
ピアニストとしては、35歳で演奏活動をやめ、そのあとは、作曲活動と弟子のレッスンに集中しました。リストの弟子から、現代のピアノ演奏の中心となる、多くのピアニストの流れが生まれています。リストは、レッスン代はもらわずに多くの弟子を教えました。
そのリストはツェルニーの弟子です。ツェルニーは、ベートーヴェンの弟子です。つまり、リストはベートーヴェンの孫弟子(まごでし)というわけです。1823年にウィーンでコンサートを開いた時に、ベートーヴェンに会い、称賛(しょうさん)されています。モーツァルトと関係のあるサリエリには、作曲を習っていました。
どんな曲でも初見(しょけん)で弾けたリストですが、ショパンの作品10のエチュードは弾けず、当時住んでいたパリから突然姿を消し、数週間後に戻ってきた時には全曲を弾きこなし、ショパンを驚かせたといいます。それでショパンはこの曲をリストにささげています。
リストは自作の作品の他、編曲(へんきょく)も多い作曲家です。オペラのアリアやシューベルトの歌曲、バッハのオルガン曲、ベートーヴェンの交響曲全9曲など、多数の曲をピアノソロに編曲しています。
他の作曲家の作品を編曲をすることで、作曲の勉強にもなっていたようです。
リストは派手(はで)な人に思われがちですが、
キリスト教徒として信仰心(しんこうしん)の
あつい人でもありました。
1811年10月22日生まれ
ハンガリー狂詩曲(きょうしきょく)第2番 1'00"~
ピアノ協奏曲第1番 01:04:44~(3人目)
演奏:Tomoki Sakata(阪田知樹)
メフィストワルツ 第1番 (村の居酒屋の踊り)
演奏:ドミトリー・シシキン
愛の夢 第3番
演奏:アルトゥール・ルービンシュタイン
超絶技巧練習曲より「雪あらし」
演奏:グリャズノフ・ヴァチェスラフ
バッハの名による前奏曲とフーガ
演奏:Gerda Nagy
bottom of page