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2台ピアノのための作品
2台のピアノを2人の演奏者(えんそうしゃ)でひく曲があります。ピアノ・デュオと言います。
1台のピアノを2人でひくことは連弾(れんだん)と言います。2人で弾く時は4手(よんしゅ)連弾、3人は6手連弾と言います。
2台のピアノのために書かれた曲はいくつかありますが、その中からモーツァルト、ミヨー、プーランク、ラフマニノフ、ルトスワフスキの作品を紹介(しょうかい)します。
モーツァルト作曲:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
第1ピアノ:ルーカス・ユッセン
第2ピアノ:アルトゥール・ユッセン

モーツァルト
1756-1791
(オーストリア)
2台ピアノの曲と言えば、このモーツァルトのソナタが最もよく知られています。明るくのびやか、2人のえんそうのかけあいが楽しい曲です。ピアノでおしゃべりをしているような感じです。モーツァルトが25歳の時に作曲されました。
第1楽章 アレグロ コン スピリート(はやく活発に) 0:00
第2楽章 アンダンテ(歩くようなはやさで) 6:22
第3楽章 モルト アレグロ(じゅうぶんにはやく)13:22
全部きくのは長いかもしれませんので、第1楽章をぜひ、きいてみて下さい。
ラフマニノフ作曲:組曲第2番 Op.17より「タランテラ」
第1ピアノ:セルゲイ・ババヤン
第2ピアノ:ダニール・トリフォノフ

ラフマニノフ
1873-1943
(ロシア)
ラフマニノフが27歳の時の作品。ピアニストの2台ピアノのコンサートでよく演奏される曲です。
交響曲(こうきょうきょく)第1番の失敗で自信をなくしたラフマニノフは、3年間ほとんど作曲ができなくなってしまいました。そこから復活し作曲したのが有名なピアノ協奏曲第2番です。組曲第2番はその曲と同時に作られました。4つの楽章からできていて、どの曲もみりょくがあります。
第4楽章 タランテラは、 はげしい曲です。タランテラとは毒グモにさされ、おどり続ける南イタリアのぶきょくです。
ミヨー作曲:スカラムーシュより 第3楽章「ブラジルの女」
第1ピアノ:ネルソン・フレイレ
第2ピアノ:マルタ・アルゲリッチ

ミヨー
1892-1974
(フランス)
スカラムーシュとはパリにある子どもむけ劇場(げきじょう)の名前です。劇(げき)の音楽をサクスフォーンとオーケストラのために作りましたが、それをパリ万博(ばんぱく)でえんそうするために2台のピアノ用にアレンジしました。陽気で楽しい音楽がパリ万博で人気が出て有名になりました。
曲は第1~3楽章まであり、この第3楽章が一番人気があります。2台ピアノの曲を代表する曲のひとつです。
プーランク作曲:2台のピアノのための協奏曲 ニ短調 第1楽章
第1ピアノ:ルーカス・ユッセン
第2ピアノ:アルトゥール・ユッセン
指揮:ステファヌ・ドゥネーヴ
ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ

プーランク
1899-1963
(フランス)
プーランクの音楽は、美しいメロディーとしゃれたハーモニーがとくちょうです。ほかの作曲家にはない不思議な世界をかもし出します。
この第1楽章は、きびきびとしたリズムとインドのガムラン音楽のような音の使い方(5:48~)をしています 。
こちらにはのせませんでしたが、モーツァルトの様な音楽の第2楽章も美しいです。
ルトスワフスキ作曲:パガニーニの主題による変奏曲
第1ピアノ:ネルソン・フレイレ
第2ピアノ:マルタ・アルゲリッチ

ルトスワフスキ
1913-1994
(ポーランド)
パガニーニとは1782年生まれ(ベートーヴェン1770年生まれ)のヴァイオリニストで、13歳で学ぶべきことがなくなったと言われています。あまりのうまさに、あくまにたましいを売ってそのえんそう技術を手に入れたとうわさされていました。
そのパガニーニが作曲したヴァイオリンのための「24の奇想曲」は、たいへんむずかしい曲として知られています。
その中にある有名なメロディーを使い多くの作曲家が、やはりむずかしい曲を変奏曲として作曲しています。
2台のピアノのための曲はこの1曲だけで、5分くらいの短い曲ですが、高度なテクニックがつまっています。
2台ピアノの曲を代表する曲のひとつです。現代音楽なので、不協和音が多く使われています。

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