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​メリー・ポピンズ

実際の人間とアニメーションが一緒になったミュージカルの映画です。

ディズニーの実写作品の最高傑作(さいこうけっさく)と言われています。


ストーリーは、きびしく気むずかしい銀行家の父バンクスの子どもジェーンとマイケルとその世話&教育係(ナニーといいます)であるメリー・ポピンズの不思議で楽しい物語。

2人の子どもは、いたずら好きでいつもナニーがすぐにやめてしまっていました。
そこに空からメリー・ポピンズがカサをさしておりてきました。

さっそく子ども部屋に行き、指をパチンとならすと魔法のように部屋がかたづき、3人はすぐになかよしに。

​次々と楽しく不思議な体験をし、子どもたちのいたずらはなくなり、いつもきげんが悪かったお手伝いさんやコックさんまで歌い出すほど家の中が明るくなりました。

しかし、バンクスさんはふゆかい。さらにきびしくしつけようと、自分のはたらくすがたを見せようとします。

そこでハプニングが生じ、バンクスさんは銀行を首にされます。メリーのせいだとガックリきましたが、メリーに子どもに愛情をそそげるのは今の内だけと言われ、自分のまちがいに気付きます。

ふっきれたバンクスさんは、銀行で一番えらい年老いた人物の前でメリーに教えてもらった魔法の言葉を思い出し、大わらいします。
まわりの人はあっけにとられますが、バンクスさんはジョークを言い、ハイテンションで銀行を去って行きます。

本当に大切なものは仕事ではなく、家族や子どもたちだとバンクスは知りました。

年老いた銀行トップの人物が、バンクスのジョークのおかげで、心から大笑い(おおわらい)し、幸せに亡くなり、銀行はバンクスを銀行にもどすことにしました。

​幸せになった家族を見て、メリーはそっとカサをさして風にのり、また空にまい上がって行きました。

 

お砂糖ひとさじで
メリー・ポピンズが子ども部屋のかたづけをいやがる子どもたちに、この歌を歌いながら魔法のようにかたづけをするシーンの歌です。
「a spoonful of sugar helps the medicine go down」は、「おさとうがひとさじあれば、にがい薬も飲みやすくなる」という意味です。
どんな困難(こんなん)なことでも、少しの工夫や楽しみがあるとのりこえられる、というメッセージがこめられています。
チム・チム・チェリー
えんとつそうじ屋もするバートが歌う歌。映画の中では3回出てきますが、こちらの動画の場面は3回目で映画の最後の方で、もりあがる場面です。
えんとつそうじ屋は、海外では幸せをもたらすと言われています。チム・チム・チェリーの言葉は、えんとつを意味するチムニーからの言葉遊びで作られた言葉で、幸運をよぶおまじないです。
Chim chiminey, chim chiminey, chim chim cher-ee  
チム・チムニー、チム・チムニー、チム・チム・チェリー  
A sweep is as lucky as lucky can be  
煙突掃除人はこれ以上ないほど幸運なのさ  


 
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
この長いことばは、映画の中でなんどか出てきます。
​気持ちをうまく説明(せつめい)できないときにかわりに使うことば、人生をよりよいものにするための魔法のことば、として使われています。
​この単語じたいはデタラメな言葉です。
​ペンギン・ダンス
メリーの親友で大道芸人のバートとメリー、子どもたちの4人が絵の中にとびこみます。
メリーとバートがカフェでお茶をしようとテーブルにすわり、ウェイターをよぶと4匹のペンギンが登場。ペンギンたちはメリーが大すきで、あなたのためならなんでもすると言い、お茶もお金はいらないと。
バートと共に得意のタップダンスを見せてくれます。とても楽しいシーンです。
おどろう、調子よく
​バートとえんとつそうじの男たちが屋根の上でおどるダンスシーンです。ブラシとタップダンスのたいへん楽しいおどりです。
2ペンスを鳩(はと)に
ロンドンのセント・ポール大聖堂(だいせいどう:大きな教会)の前で鳩のえさを売る老女がいます。かのじょは通行人に「2ペンスで小鳥にえさを」とよびかけています。この歌はメリー・ポピンズが子どもたちに歌うこもりうたとして歌われます。たった2ペンスほどの小さな思いやりの心を持つこと、か弱いものやこまっている人に目をくばることを表現しています。
 
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